参拝日:平成28年10月13日
長谷寺開山坊法起院(はせでらかいざんぼうほうきいん)奈良県桜井市初瀬にある真言宗の寺院。 長谷寺の塔頭寺院で西国三十三所番外札所です。西国巡礼の開基徳道上人ゆかりの寺です。
法起院の基本情報
- 宗派:真言宗豊山派
- 寺格:長谷寺塔頭
- 御本尊:徳道上人像
- 御詠歌:極楽は よそにはあらじ わがこころ おなじ蓮(はちす)の へだてやはある
- 創建:伝・天平七年(735)
- 開山:伝・徳道
- 中興年:元禄八年(1695)
- 中興:英岳
- 正式名:長谷寺開山坊法起院
- www.houkiin.or.jp
- 住所:奈良県桜井市初瀬776
- アクセス:近鉄大阪線長谷寺駅を下車、徒歩15分
法起院について
法起院は、閻魔大王から委嘱されて三十三所に観音霊場を設けた徳道上人が晩年を過ごされたお寺です。松の木自己像の法起菩薩を刻んだ後、世を去りました。この像が御本尊となっています。
- 天平七年(735)徳道上人により創建
- 元禄八年(1695)英岳僧正再建。総本山長谷寺塔頭開山堂として現在にいたる。
徳道上人
養老二年突然の病で仮死状態になった上人は、夢の中に現れた閻魔大王から悩み苦しむ人々を救うために三十三か所の観音霊場を広めるように言われ、33の宝印を授かり仮死状態から復活しました。
上人は三十三か所の霊場を設けましたが、人々に受け入れられずやむなく宝印を中山寺に埋めました。
二百七十年後の永延二年、花山法皇がこの宝印を見つけ出し、巡礼を復活させました。
札所
西国三十三所番外札所
法起院の伽藍
山門
本堂(開山堂)
こちらに、上人自作の自己像が御本尊として安置されています。本堂の両側に吊るされている長谷型燈籠は、長谷寺の登廊に吊るされた燈籠と同じものです。また境内左奥には上人御廟所があり、供養塔の十三重石塔が建っています。
観音像と納経所
御朱印
西国三十三所観音霊場