参拝日:平成28年9月3日 令和4年5月30日
法華山一乗寺(ほっけさんいちじょうじ)兵庫県加西市にある天台宗の寺院 西国三十三所第二十六番札所
一乗寺の基本情報
- 御本尊:聖観世音菩薩(秘仏)
- 宗派:天台宗
- 山号:法華山
- 創建:伝・白雉元年(650)
- 開基:伝・法道仙人
- 住所:兵庫県加西市坂本町821-17
- アクセス:姫路駅から一乗寺経由 社(やしろ)行きにて「一乗寺」で下車 JR宝殿駅からタクシー15分、加古川駅からタクシー25分 山陽自動車道加古川北ICより5km 10分、中国自動車道 加西ICより12km 28分
札所
西国三十三所第二十六番(聖観世音菩薩)
- 御真言:おん あろりきゃ そわか
- 御詠歌:春は花 夏は橘 秋は菊 いつも妙(たへ)なる 法(のり)の華山(はなやま)
播磨西国三十三所第三十三番(聖観世音菩薩)
- 御真言:おん あろりきゃ そわか
- 御詠歌:まいれただ ここぞみのりの はなのやま ほとけになると いちじょうじかな
播磨天台六山 五番
神仏霊場巡拝の道第七十七番(兵庫第十二番)
一乗寺の歴史
開山法道仙人が孝徳天皇の勅命により一乗寺を創建したと伝えられています。法道仙人はインド僧で、開基といわれる寺院が西国二十五番清水寺をはじめとして播磨地方に多く存在します。法道仙人が開いた当初の寺院は今の場所の北にある笠松山にあったそうです。
承安元年(1171)三重塔が建立されました。この三重塔が一乗寺に現存する最古の建物です。
法道仙人は鉄の空鉢を持っていたことから空鉢仙人(からはちせんにん)と呼ばれていました。法道仙人は超能力で空鉢をとばして、供物を得たり、米俵を飛ばして施しをしたりしていたそうです。
一乗寺の伽藍
境内
最初にこの階段を登ります。
常行堂
最初の階段を登ったところに、常行堂があります。聖武天皇の勅願により建立されたと伝えられ、現在の建物は明治元年(1868年)に再建されました。
三重塔(国宝)
常行堂から階段を登っていくと三重塔があります。承安元年(1171)建立。建立年代がはっきりしている建造物は珍しいようです。
法輪堂(経蔵)
本堂
大悲閣とも金堂とも呼ばれる本堂です。寛永五年(1628)姫路藩主本多忠政公の援助で再建されました。こちらが納経所になっています。
鐘楼(兵庫県指定有形文化財)
護法堂
弁天堂と妙見堂
向って左が弁天堂、右が妙見堂です。どちらも室町時代に建立されました。
行者堂
開山堂
賽の河原
平成28年に伺った時は、奥の院・賽の河原方面は通行止めになっていました。
放生池
太子堂
石造五輪塔
(他に地蔵院、隣聖院があります。)
御朱印
西国三十三所観音霊場